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省エネステップアップ術(水回り編)

今回は、環境と家計に優しい暮らしのため、家庭の「水回り」にスポットをあてて、3段階で省エネ対策をご紹介していきます!

家庭の「水回り」での省エネに取り組むことで、二酸化炭素排出量を削減することができます。皆さんで地球温暖化を防いでいきましょう!

さいたま市における二酸化炭素排出量の増加率(平成26年度実績)を見ると、平成21年度との比較で民生家庭部門が16.8%の増加となっており、私たちの普段の生活における省エネの取組の効果は非常に大きいと言えます。

参照:さいたま市における温室効果ガス排出量の推移

省エネステップ1 日々の省エネ(キッチン)

家庭のキッチンでは、調理器具の使用など、様々な場面でエネルギーを使用しています。

「省エネステップ1」では、そんなキッチン回りの省エネについてご紹介していきます!

1 なべ底の水滴は拭いてから

やかんやなべでお湯を沸かすときは、底についている水滴を拭いてから火にかけると早く沸騰させることができるので、省エネになります。というのも、底に水滴がついているとそれを蒸発させるために余分な電力やガスを使ってしまうからです。

2 食器洗いでひと工夫

食器を洗うときに何も注意していないと大量に水を使ってしまいます。少ない水で効率的に食器洗いをすることで節水になり、水道料金も節約することができます!

≪洗い物をするときのポイント≫

(1)食器の汚れは洗う前にふき取る

油汚れなど汚れのひどい食器は、洗いおけに入れる前に、キッチンペーパーや新聞紙などで汚れをふき取りましょう。

(2)洗いおけにつけ置きする

食器をそのままにしてしまうと、汚れが乾燥してこびりついてしまうことがあります。それを避けるためにも食事の後は、早めに洗いおけの水につけておきましょう。

(3)汚れの少ないものから洗う

汚れの多いものから洗い始めると、その汚れが周りに広がってしまい、余計に洗剤や水を使ってしまいます。まずは、汚れの少ない食器やコップなどから洗い始めましょう。

(4)洗いおけの中で洗う

水を流しっぱなしにして食器を洗ってしまうと大量に水を使ってしまいます。食器を洗うときは基本的に洗いおけの中で洗うようにして、最後に軽く水ですすぐようにしましょう。これだけで節水の効果は抜群です!

3 お米のとぎ汁の活用法

お米をといだ後の汁をそのまま捨ててしまっている人も多いと思いますが、とぎ汁には様々な活用方法があるので、ご紹介します!

(1)とぎ汁でお掃除

お米のとぎ汁をフローリングなどの床に吹きかけてから雑巾で拭きとることで、とぎ汁に含まれている油分が床をピカピカにしてくれます。ワックス効果にもなるので、おすすめです。

(2)とぎ汁で料理

お米のとぎ汁で大根や人参、里芋などを下ゆですることで苦味やえぐみを取り除くことができ、普通の水でゆでるよりも美味しく調理することができます。

(3)とぎ汁で洗顔

お米のとぎ汁にはビタミン類やセラミドなどの美容に効果のある成分が豊富に含まれています。そんなとぎ汁を洗顔に使うことができます。

使い方は、とぎ汁(できれば1回目にといだときのもの)にぬるま湯を加えて、1.5倍程度まで薄めるだけです。普段の洗顔に使えます。

~コラム~ 節水も省エネ!

水道水を私たちの家庭に送るためには、ポンプを動かすためにエネルギーが使われています。また、下水処理の過程でもポンプ場や下水処理場でエネルギーが使われています。

そのため、節水をすることは省エネにつながります。皆さんも積極的に心掛けましょう。

~コラム~トイレで使われる水

従来の水洗トイレでは、トイレの型式にもよりますが、1回あたり13リットルもの水が使われていました。これを最新の節水式トイレに替えると、大で6リットル程、小で5リットル程となります。

このように大と小の使い分けでも節水できる量はだいぶ違うのでみなさんもこまめに使い分けるように心掛けましょう。

省エネステップ2 日々の省エネ(お風呂)

「省エネステップ2」では、お風呂の省エネについてご紹介していきます!

お風呂ではたくさんの「水」が使われるだけでなく、「お湯」を沸かすためにたくさんのエネルギーも使われています。だからこそお風呂での省エネの取組は効果が高いので、皆さん積極的に取り組んでみましょう。

1 お風呂のふたをこまめに閉める

お風呂を沸かすときや入浴後はきちんとお風呂のふたをすることが大切です。ふたをすることでお湯が冷めにくくなるので、お湯を沸かすときに必要なエネルギーが少なくて済みます。

また、お風呂の追い焚きを避けるために、できるだけ家族みんなで時間を空けずに続けて入浴するように心掛けましょう。

2 お風呂の残り湯で洗濯をしよう!

お風呂の残り湯で洗濯。皆さん一度は聞いたことがあるかと思いますが、実際に残り湯で洗濯をする際のポイントをご紹介します。

≪残り湯を使うときのポイント≫

(1)残り湯はなるべく早めに使う

お風呂の残り湯は、温度が高いうちに洗濯に利用する方が汚れが落ちやすく、節水にもつながります。

(2)「すすぎ」は水道水を使う

お風呂の残り湯を洗濯に使うのは、洗濯物にニオイが移るのでは、と気になる人も多いと思います。しかし、最初の「洗い」の工程のみで残り湯を使い、「すすぎ」の工程で水道水を使うとニオイを気にせず使うことができます。

~コラム~ シャワーの水量はどれぐらい?

一般的なお風呂には約200Lのお湯がためられます。一方、シャワーは1分間でおよそ10Lの水が出ると言われており、シャワーを20分間連続使用するとお風呂にお湯を張った時と同じ水量に追いついてしまいます。

シャワーを出しっぱなしにすることのないよう心がけましょう。

省エネステップ3 機器の買い替え

日々、省エネ機器は進化しています。キッチンなどの設備が買い替えの時期になったら、省エネ性能の高いものへ買い替えを検討してみるのも良いでしょう。

ただし、省エネ性能の高い機器を購入するだけで満足するのではなく、機器に応じた省エネに取り組むことで、更なるエコにつながることを忘れてはいけません。

1 食器洗い乾燥機

なんとなくのイメージで「食器洗い乾燥機の方が手洗いより水を多く使うのでは?」と思う方も多いはず。

でも、実はそんなことはありません。「食器洗い乾燥機」は庫内で水(お湯)を循環させて使うので、手洗いの場合より少量の水(お湯)で洗いからすすぎまでできるので、実は省エネ性能が高く、環境にやさしい機器と言えます。

2 節水シャワーヘッド

節水シャワーヘッドの使用は簡単に高い省エネ効果が得られるのでおすすめです。

手元のボタンでお湯を止められるタイプのシャワーヘッドなら、年間のCO2排出量は約110kgの削減、ガス代は約6,500円の節約になります(家族4人での使用を想定。ガスのみで比較※)。

普段通りシャワーを使うだけで、節水もCO2削減もできる節水シャワーヘッドをフル活用して、お風呂でも省エネを実践しましょう。

※出典:「ウルトラ省エネ BOOK」東京ガス

3 保温性の高い浴槽

最近は断熱性能を高めた保温性が高い浴槽が登場しています。保温性が高くなるとお湯が冷めにくくなるので、足し湯や追い炊きに使うエネルギーを減らすことができます。

~コラム~ 買い替えに向けて

機器が壊れてからあわてて購入すると良く考える時間もないので、省エネ性能の低い製品や必要以上に機能がついた製品など、自身にとって最適でない製品を購入してしまうこともあります。

そのため、機器が壊れる前に予め次回購入するものの目星をつけておき、いざという時にあわてずに購入できるようにしておくと良いでしょう。

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さいちゃん

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