省エネステップ3:省エネ型機器の普及を進める制度を知ろう!
省エネ性能の高い製品を普及させるための制度を知ることで、製品を選ぶときのポイントにもつながります!
トップランナー制度

家庭における省エネを考えるうえで、家電製品のエネルギー消費効率の向上は重要な要素です。これまでご覧のとおり、近年の家電製品等のエネルギー消費効率は向上していますが、これを支えているのが「トップランナー制度」です。
トップランナー制度は、対象となる機器等の製造業者等に対して課せられる義務で、現在市場に存在する最もエネルギー消費効率の優れた製品(トップランナー)の性能を基準として、目標年度までに満たすべき省エネ基準を定める制度です。
これによって、私たち消費者は基準を満たした製品に買い換えることで、省エネを実現できる仕組みです。
対象となる機器には、以下の3要件を満たすものが指定されています。
- 我が国において大量に使用される機械器具であること。
- その使用に際し相当量のエネルギーを消費する機械器具であること。
- その機械器具に係わるエネルギー消費効率の向上を図ることが特に必要なものであること。
省エネルギーラベリング制度
家庭で使用される製品を中心に、トップランナー基準を満たしているかどうかを表示する制度です。製品本体やカタログなどに製造業者等が表示するもので、省エネ性能の優れた製品を選ぶ際の目安になります。

統一省エネラベル
統一省エネラベルとは、家電量販店などの製品の省エネルギー情報を表示するための制度です。省エネ性能の高い順に、☆5つから☆1つで表示します。私たち消費者でも分かりやすいよう、年間の目安電気料金が表示されています。選ぶときのポイントは以下のようになります。
- ☆の数が多いもの
- 省エネルギー性マークがグリーンのもの
- 省エネ基準達成率の数字が大きいもの
- 目安電気料金の安いもの
