さいたま市地球温暖化対策地域協議会 メニュー

省エネステップアップ術(調理編)

今回は、環境と家計に優しい暮らしのため、家庭の「調理」にスポットをあてて、「買い物」「調理」「食事・片付け」の3段階で省エネ対策をご紹介していきます!

家庭の「調理」での省エネに取り組むことで、二酸化炭素排出量を削減することができます。皆さんで地球温暖化を防いでいきましょう!

さいたま市における二酸化炭素排出量の増加率(平成27年度実績)を見ると、平成21年度との比較で民生家庭部門が12.3%の増加となっています。さらに、自家用車などを使えば排出された温室効果ガスが運輸部門に、ごみを捨てれば処理によって排出された温室効果ガスが廃棄物部門に計上されます。これらのことから、私たちの普段の生活における省エネの取組の効果は非常に大きいと言えます。

参考:さいたま市における温室効果ガス排出量の推移

各部門について

  • 産業部門
    第1次産業(農業、林業など)や第2次産業(鉱工業、製造業、建設業など)から排出される温室効果ガス
  • 民生業務部門
    第3次産業(金融、保険、小売、サービス業、情報通信業など)から排出される温室効果ガス
  • 民生家庭部門
    家庭での電気やガス等の使用によって排出される温室効果ガス
    ※家庭での自家用車や公共交通機関の使用によって排出される温室効果ガスは、運輸部門に計上されます。
  • 運輸部門
    自動車や電車などの利用によって排出される温室効果ガス
  • 廃棄物部門
    ごみ処理によって排出される温室効果ガス

省エネステップ1 日々の省エネ(買い物)

調理を始める前に、まず食材の買い物が必要です。買い物のときには、どのように食材を選べばよいのでしょうか。

「省エネステップ1」では、買い物に関する省エネ術をご紹介していきます!

1 食材は必要な量だけ買う

買いすぎは食品ロスを増やす原因になります。買い物に行く前に、冷蔵庫の中身を整理し足りないものを確認してみましょう。

必要なものだけを買い足すことで、食品ロスを減らすことができます。

2 買い物に行くときはマイバッグを持っていく

ごみを処理することにもエネルギーが必要になります。そのため、ごみを減らすことも家庭の省エネを考えるうえで重要なことです。

それでは、ごみを減らすために買い物の時には何ができるでしょうか。例えば、マイバッグを持って買い物に行くことで、レジ袋をもらわずに済みます。また、簡易な容器や包装のものを選んで買うことで、調理後に出るごみを減らすことができます。

3 食材の選び方

食材が生産され、お店に並ぶまでにもエネルギーが使われています。それらのエネルギーも考えて食材を選びましょう。選び方のポイントとして、「旬の食材を選ぶ」「地産地消を心がける」の2点があります。

(1)旬の食材を選ぶ

旬の食材は、栽培時に必要なエネルギーが少ないうえに栄養価が高く、さらに価格も安いというメリットがあります。

※出典:社団法人資源協会「家庭生活のライフサイクルエネルギー」
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイトより
(2)地産地消を心がける

食材を生産している地域と食材を購入する地域の距離が近いほど、フードマイレージが小さくなります。なるべく地元でとれた食材や国産食材を選びましょう。

※フードマイレージについては、後述のコラムをご覧ください。

※出典:フードシステム研究 第18巻3号2011 p287-290 農林水産省統計部 中田哲也
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイトより

~コラム~ フードマイレージとさいたま市の特産品

フードマイレージは、食料を運搬するのにかかったエネルギーを表す指標です。食料の生産地から消費者の食卓に並ぶまでの輸送にかかった「重さ×距離」で表します。

フードマイレージの大きい食料(=遠く離れた生産地から届く食料)は、輸送や保管などにたくさんのエネルギーが使われています。一方、地元産の食べ物は輸送などにエネルギーを多く使わないので、地球に優しいと言えます。日本産、埼玉県産、さいたま市産のものをできるだけ選びましょう。

また、さいたま市内で収穫される特産品には以下のものがあります。これら以外にもまだまだたくさんありますので、ぜひ探してみましょう!

(1)紅赤(サツマイモ)
(2)お米
(3)チコリー、ロマネスコなどのさいたま市産ヨーロッパ野菜

省エネステップ2 日々の省エネ(調理)

買い物が終わり必要な食材が揃ったら、次は調理です。調理の際、何に気をつければ省エネにつながるのでしょうか。

「省エネステップ2」では、食材とエネルギーを無駄にしない工夫を紹介します。

1 食材を上手に使う

家庭から出る生ごみのほとんどは「調理くず」と「食べ残し」です。このうち、「調理くず」をなるべく減らすために、次のような工夫をしてみませんか。

(1)食材を全部使い切る

野菜はきれいに洗い、皮や葉、茎なども利用できるものは捨てずに使いましょう。ごみが減るだけでなく、食材本来が持つ香りや味を楽しむことができます。さらに、栄養もたっぷりあります。

(2)エコ・クッキングの野菜の切り方

食材を無駄にしない野菜の切り方によって、廃棄ロスを減らすことができます。

エコ・クッキングの野菜の切り方の例
  • キャベツ・・・・芯を切り取り、捨てずに薄切りやみじん切りにして使う。
  • トマト・・・・・包丁でヘタの部分だけ切り取る。
  • なす・・・・・・ヘタの先を包丁で切り、残ったところを手で取る。
  • ほうれん草・・・茎は切らずに根の部分だけ切る。
  • にんじん・・・・皮をむかず、ヘタを薄く切る。ヘタのまわりも切り取り使う。

※エコ・クッキングについては、後述のコラムをご覧ください。

2 エネルギーを上手に使う

料理にあった正しい火加減で調理をすれば、省エネになるだけでなく、食材の味も活かせます。

また、加熱する際には、(1)鍋底に合った火力にする、(2)火にかける前に鍋底の水滴を拭く、(3)ふたを利用する、などの3点に気をつけましょう。

3 省エネな調理法を工夫する

一つの鍋を使い回す(例:パスタと野菜を同時にゆでる)、複数の食材を一緒に加熱する(例:グリルで魚と野菜を同時に焼く)、など工夫してみましょう。

~コラム~ エコ・クッキングってなに?

食べ物は下の図のような流れを辿ります。この生産から片付けまでのすべての過程で資源やエネルギーが使われています。

エコ・クッキングとは、私たちが直接かかわることのできる、買い物、調理、食事、片付けのそれぞれの場面で、環境に配慮した工夫をすることを指します。

※「エコ・クッキング」は東京ガス株式会社の登録商標です。

~コラム~ 日本の食品ロスの状況

食品ロスとは、本来食べられるのにもかかわらず捨てられてしまう食品のことです。食品ロスの量は年間646万t(平成27年度推計)にも及び、この量は国連世界食糧計画(WFP)による食糧援助量(約320万t)の2倍にも及びます。

また、食品ロスの内訳は、事業系廃棄物が約357万t、家庭系廃棄物が約289万tであることから、食品ロスの約半分は家庭から出ていることがわかります。

さらに、年間1人あたりの食品ロス量は51kgであり、この量は年間1人あたりのお米の消費量(約54kg)とほぼ同じです。

  H24推計 H25推計 H26推計 H27推計
食品ロス(年間) 642万t 632万t 621万t 646万t
国民1人あたり 50kg 50kg 49kg 51kg

※消費者庁消費者政策課作成「食品ロス削減関係参考資料(平成30年10月29日版)」を基に作成

~コラム~ 食品ロス削減に向けたさいたま市の取組

さいたま市が平成29年度に行った調査では、市内の家庭から出る「もえるごみ」のうち、「6.3%」が食品ロスでした。

そのような結果を踏まえて、さいたま市では平成30年度に以下の取組を実施しました。

  1. フードドライブ事業
    フードドライブは、家庭で余った食品を、フードバンクを通じて、地域の福祉施設等に寄附し、食品ロスを削減する取組です。さいたま市では、常設回収とイベント回収を行っております。
  2. 大型映像装置等を使用したPR活動
    Jリーグ公式戦の会場におけるオーロラビジョン等に配信を行いました。

さいたま市のHPに食品ロス削減に向けた取組の詳細が掲載されておりますので、ぜひご参照ください。

省エネステップ3 日々の省エネ(食事・片付け)

調理が終わったら、いよいよ食事。食事の時にもできる省エネがあります。

また、食事の後には片付け。片付けのポイントは、水を大切に使うことと、ごみを上手に捨てることの2つ。これらの2つのポイントでできることは何でしょうか。

「省エネステップ3」では、食事の中でできる工夫と環境を考えた片付けの工夫を紹介します。

1 食事のときには食べられる量を盛りつける

食べ残しはごみを増やす原因です。食べられる量をきちんと考えてから盛りつけることを実践するだけでも、食べ残しは着実に減ります。

2 片付けの時には水を大切にする

家庭から出る排水のうち、40%が台所から出る排水です。だからこそ、水を汚さない工夫がとても大切です。

水を汚さない工夫として、(1)鍋や皿などの汚れなどは、洗う前に拭き取る、(2)汚れの少ないものから洗う、(3)洗い桶の中で洗う、などが挙げられます。

省エネステップアップ術(水回り編)」にも詳しく書かれていますので、ぜひご参照ください。


※さいたま市HP(合併処理浄化槽の推進について)より抜粋

3 片付けの時に生ごみは乾いた状態で捨てる

水分の多い生ごみは、焼却にたくさんのエネルギーを使います。生ごみは乾いた状態で捨てるようにしましょう。チラシでごみ入れを作って活用するのも良いかもしれません。

※出典:東京ガス株式会社

~コラム~ 3010(さんまるいちまる)運動

家庭での食事だけでなく、外食の時にも食べ残しを減らす心がけは大切です。特に、宴会では、挨拶などで席を回り、話に夢中になって気がつけば、料理にほとんど手をつけずにお開きの時間に…ということがよくあるのではないでしょうか。

3010運動とは、歓送迎会や忘年会などの宴会の時に、(1)宴会開始後の30分は自分の席で料理を楽しむ、(2)終了前の10分には自席に戻り、残った料理を食べるのに集中する、ことにより食べ残しを無くし、フードロスを削減する取組です。

環境省のHPからは、「3010運動普及啓発用三角柱POP」がダウンロードできますので、宴会の際にぜひ活用してみてください。

※環境省HP「3010運動普及啓発用三角柱POPダウンロードページ」

さいたま市環境キャラクター さいちゃん
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