さいたま市地球温暖化対策地域協議会


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あらためてエネルギーについてかんがえてみよう

2012/08/10 茂木 優(さいたま市地球温暖化対策地域協議会 CO2排出量削減推進WGメンバー)

東日本大震災とそれに伴う大津波は、東日本全域に甚大な被害をもたらしました。

今まで、私たちが学校で学んできたことや社会の常識であったことが非常識になるくらいの大きな災害であり、被災地の復旧・復興はまだまだこれからです。

今回の原発事故と電力の供給不足という事態を機に、エネルギーを必要なときに必要なだけ使える有難さが再認識され、エネルギーを安全かつ安定的に供給する「エネルギーセキュリティ」に対する関心が高まりました。それでは、私たちが「安定的にエネルギーを享受する」ためには、どのような工夫・心がけが必要なのでしょうか。

金融の世界では「ポートフォリオ(Portfolio)」という理論に則り、資産を複数の金融商品に分散投資することで、万が一の場合でもリスク(損失)を最小限にするという考え方があります。

このことから現在私は、貯金を3行に分けて預けています。みなさんも複数に分けて預けている方は多いのではないかと思います。

この場合、貯金者にとっての想定されるリスクは、「経営破たん」が真っ先に思いつきますが、「ATMなどのシステムトラブルで貯金がおろせない、カード引き落としの決済が出来ない」なども想定されるリスクです。もちろんこれ以外にもリスクは存在しますので、みなさんもさまざまな方法でリスクを最小化させる対策をとっていると思います。

私たちの暮らしの中では「絶対安全」、「絶対儲かる」という「絶対」がない限り、可能な範囲でリスクを分散させておくことが必要であり、BLCP(Business and Living Continuity Plan 事業活動・生活の維持計画)の観点からもエネルギーを多重化、すなわちエネルギーの供給先を分散させておくことが必要だと思います。

例えば、住宅においては電気とガスがあればこれで2種類、さらにカセットコンロ、懐中電灯やロウソクを備えておけば、万が一のときでも安心ですね。

また、環境面においては限られたエネルギーを無駄なく上手に使うことも忘れてはいけません。

電気やガスなどのエネルギーを無駄なく使うためには、当然のことながら性能(効率)のいい機器を使うことです。最近の冷蔵庫やエアコンなどは、一昔前のタイプと比較して格段に性能が上がっています。


出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会 統計データ

例えば、消費電力量を10年前のものと比べると冷蔵庫は約35%*1、エアコンは約85%*2でまかなえます。ちなみに、我が家はちょうど1年前に冷蔵庫が壊れたので新しいのに取替えましたが、同じ外形寸法なのに内容積がアップ、さらに節電(節約)になっているので一石二(三)鳥です。


  • このデータは特定の冷蔵庫の年間消費電力量を示したものではありません。
  • 各年度に定格内容積401〜450Lの冷蔵庫の年間消費電力量を推定した目安であり、幅をもたせて表示しています。

<出典:一般社団法人日本電機工業会>

また、エネルギーの需給バランスで供給に比べて需要が少ないときは、需要がある場所へ融通する仕組みができれば、エネルギーを無駄なく上手に使い切ることができます。

料理であれば、自分で食べきれないときはお隣さんへおすそ分けをするご近所付き合いがあれば無駄がなくなります。「食べられない(需要がない)ときは、食べたい(需要がある)人へ分けてあげる」ということです。

さらに、料理は冷蔵や冷凍ができるので、あとでおなかがすいたときに食べることができる、すなわち需給のアンバランスを自分で解消することができます。しかし、エネルギーは貯めておくことが難しい(コストがかかる)ため、その時点(瞬間)で需給バランスを解消しなければなりません。このため、例えばICT(Information and Communication Technology 情報通信技術)を活用して、需要と「供給のバランスを一致させて、エネルギーの無駄がでないように賢く制御することが必要になってきます。

このように、今まではエネルギー供給事業者と需要家は1対1の関係でしたが、これからは1対多、あるいは多対多ということも考えられます。「供給が複数→リスク分散」、「需要が複数→エネルギーを無駄なく上手に使える」ことができれば、災害に強く、そして環境にも優しい社会になるのではないでしょうか。

*1 定格内容積401〜450Lの冷蔵庫の年間消費電力量を推定(日本電機工業会調べ)
*2 冷暖房兼用・壁掛け形・冷房能力2.8kWクラス・省エネルギー型の代表機種の単純平均値(日本冷凍空調工業会調べ)

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